いつぞやのテレビで、なんらかの仕事で独立をされた女性が髪を明るくし、その際に「髪の色は覚悟の証」というナレーションが入ったのがとても印象に残っていて、妙に共感した。
僕も以前から髪の色を変えたいと思っていたが、それにあまり理解を示さないだろうセクターとの仕事を多くしていた(している)ので躊躇していた。
と言えばそれらしいが、単に勇気がなかったのだ。俗っぽく言えばチキっていた。
でも、外見で仕事の質を決められてはたまったもんじゃない!
裏を返せば、外見をフィルターにすればいいと思った。
それで弾かれるならそれまでということ。ご縁がなかったということ。
といった開き直りと、派手な外見をマイナスとするなら、そのマイナスをプラスに変えてやろうじゃん!という自分自身へのプレッシャーでもある。
髪の色は覚悟の証とはそういうことだと解釈している。
ちなみに昨日、髪の色を変えてから初めて、最近ご贔屓にしてくださっているところに打ち合わせに伺った。
「どんな反応をされるのだろう」と期待と不安が入り混じっていたが、「元気なおっさんだな!」と笑い飛ばしてくれ、今後ともうまくやっていけそうな気がしたと共に、より一層お役に立ちたいと思った。
このイメージチェンジには以上のような意図がありつつ、下手な「こうじゃなきゃいけない」に縛られている人の勇気に、ほんの少しでもなることができればという気持ちも僭越ながらある。
それに連想して、僕はスーツで出勤しなければいけないところに以前から疑問がある。
好きでそうしているのならいいけど、例えばスウェットで仕事をした方がスーツの時より2倍のパフォーマンスを発揮するなら、そっちの方が絶対いいに決まっている。スーツはちゃんとしなければいけないシーン用に会社に置いておけばいい。
あと、小学生のランドセルとか、教科書はもうPadに集約した方がいいんじゃないとか、下手な「こうじゃなきゃいけない」事例は枚挙に暇がない。
スポーツはルールがあるから面白いようにルールは必要だけど、時代に合わせたそれにしていかないと、子どもたちをはじめとしたこれからの人たちがかわいそうだよね。
まぁそれはさておき髪の話に戻すと、入れた色には特に意味はないけど、スタイリストさんに3つの注文をさせてもらった。
・茶髪にはしたくない
・あまり見かけない感じにしたい
・白髪が目立ってきたが、隠すのではなく生かしたい
それを受け、真剣に悩んでくれて、「青にしましょう!」と。
信頼をしているので異論なし。
これから徐々に落ちていき、最終的にはグレーっぽくなるらしい。
それも楽しみ。
そんなこんな、元気なおっさんは今日も元気です。