それは結構真面目な打ち合わせの最中だった。
「大介さんみたいなおしゃべりマシーンは・・・」
思いもよらない比喩に狼狽し、その後の言葉が入ってこなかった。
家に帰ってから妻にそう言われたことを話しても、後日友人に聞いても、「そうだよね」的なリアクションだ。
「そっか、僕はおしゃべりなのか」と、38歳にして初めて認識した。
まぁ、たしかに話すことは嫌いじゃないし、言いたいことは口に出さないと気が済まない。
でも本当に「嫌いじゃない」くらいで、決して好きだとは思っていない。
沈黙も平気だ。
そこで、どんな時によくしゃべり、どんな時に沈黙をしているか考えてみたところ、答えはすぐに出た。
当たり前のことだが、興味のあるヒト・モノ・コトに対しては、しゃべりたい欲求がグンと高まる。
その逆は、だんまり決め込む。
出来るだけそっとしておいてくれって思っている。
ということで、
「伊藤っておしゃべりだなぁ〜」
って思っている方には、その人自体に興味がある、または、興味がある物事をご提供いただいていると思っていただけたら幸いです。
その逆は・・・
皆まで言わないことにする。