我が家は、バレンタインデーやホワイトデーに一切こだわりがない。
だから気付かない年があるが、気付いた時には、それを理由にちょっとしたものを買ってもらったり、買ったり、夕食が少し豪華になったりする。
僕は甘いものが苦手なのでチョコにはならない。
今年は気付いた年だったので、ホワイトデーには樹木希林さんの「一切なりゆき」という本を買っていった。
妻が珍しく「読みたい」と言っていた本なので。
そしたら、
「なりゆきの人生ってどう?」
と聞かれ、
「僕の人生はなりゆきでしかない。」
と答えたら、少し驚いてた。
常に計算高く生きてきたように思っていたらしい。
(どういう印象だ…)
僕は「人生はアドリブ」という言葉を座右の銘の一つにしているように、なかなかの行き当たりばったり人生で、その都度対応している感じである。
野球で例えるなら「来た球を打つ」タイプで、あまり予想をしない。
予想はしないが、予感があった時には、何故そう感じたかを振り返るなどの自己分析をする。
そうしていることが多いので、それが計算に見えたのだろう。
若い頃は予感があっても立ち止まらなかったが、その結果は予感の範囲内であることがほとんどだったので、学習をした形だ。
いい予感だけならいいんだけどね。