東京での仕事の成り立ちと岩手のそれ。
後者の方が自分に合っていると思ったからこそ定住している。
でも、「もう少しいい塩梅にならないかな」と思うことはある。
例えば、以前に参加した或る補助金の公開プレゼン(コンペ)での話。
仲間と喧々諤々しながらパワポで資料を作り、提案したいことを持ち時間内に伝えられるように練習を繰り返し臨んだ。
その練習の甲斐あって、当日は控えめに言ってもうまくいった。
公開プレゼンだったので、他の参加者のプレゼンを勉強のために拝見もした。
明らかに片手間の資料と練習で臨んでいると感じたものがいくつかあった。
自己紹介で持ち時間が終了し、提案内容がわからなかったものなど。
「いくらなんでもそういったところよりは…」
そう思っていたが、結果はそんなことなかった。
皆まで言わないが、僕らよりも素晴らしいプレゼンをされたところも通らず、むしろ片手間感のあるプレゼンをされたところの方が採択になっていた。
セーフティネット的な補助金だったのなら最初からそう言ってほしかったというのが正直な感想。
それならそれで、そもそも応募しない。
そうは言えないことはわかっているが、一生懸命が無駄に感じ、失望したことも事実。
地方は “ 何をやるかより誰がやるか ” といった感じの信用経済だと思っていて、僕もその恩恵に預かっている部分があるかもしれないが、「もう少しいい塩梅にならないかな」と思うことはある。
信用経済の恩恵に預かっているところは、それにあぐらをかいてはいけない。
あぐらをかくから「出来レース」と言われる。
雑音をシャットアウトするくらいの仕事をすれば、たとえ出来レースだとしても納得感がある。
とワーワー言うとりますが、人間がやることには贔屓があって当然というのが基本的な僕の考え。
本当に公平にやるなら、フェアな基準をインプットしたロボットに色々やらせればいい。
スポーツ然り。
ということで、個人的に「素敵」「素晴らしい」「美しい」などと思うヒトモノコトには、令和になっても、僕はガンガン贔屓していく。
それでは、素敵なGWを。