仕事を切り上げ、夕食をいただいた後、晩酌をしながら、Amazon Prime Videoで『深夜食堂』を観るのが、ここ最近の贅沢な時間である。
この深夜食堂、原作は漫画で、映像化されたのは2009年らしいので、実に10年遅れのマイブーム。
これホントずっと観ていられるが、翌日のことを考え、どんなに多くても3話でやめている。
なんでこんなにハマっているかって、影のある話だから。
光があたるところには必ず影が存在するわけで、それを陰陽とも言ったりするが、どちらかに偏っているものは現実的ではなく好きじゃない。
偏りではなく、振り切っているものは好き。
陽なら、SFや痛快エンターテイメントなど。陰なら、闇金ウシジマくんとか。(具体的)
深夜食堂の舞台は新宿で、そもそも新宿が好きというのもある。
国内有数の、いや、もしかしたら日本で一番人間臭い土地だと思っていて、そこが好き。
深夜食堂を観ていると、その人間臭さを感じ、それが妙に懐かしく、そして癒される。
きっと、東京時代の自分と重ねているのだと思う。
スポットライトを浴びたかったけど叶わなかった時代というか。
でも、その頃の経験により、舞台でスポットライトを浴びている人から舞台裏は見えないが、舞台袖からは演者も観客も見えるということを知れたのは、今となっては大きな財産である。