サッカーには然程興味がない。
W杯の時に盛り上がるくらいの、いわゆる “ にわか ” である。
なので、注目しているのはナショナルチームくらいなのだけど、1つのクラブチームだけ気に留めている。
それがリバプール。
この度、14年振りにチャンピオンズリーグを優勝した。
なぜ気に留めているか、それは14年前、つまり前回優勝した時に遡る。
当時、僕は25歳。
なんかいろいろあって、平たく言えば腐っていた。
なんとなく深夜まで起きていて、なんとなくチャンピオンズリーグの決勝を見ていた。
前半を終え、リバプールはACミランに3点のビハインド。
かなり絶望的。
当時の僕も絶望的だったので、そのリバプールの状況を自分に重ねて、「ここからもし勝てたらオレの人生うまくいく」と願掛けをした。
でも、サッカーに然程興味がないもんだから、また、お酒も入っていたもんだから、願掛けをするだけして、そのままソファーで寝落ちた。
自暴自棄状態だったので、ぶっちゃけ逆転できるなんて思っていなかったが、目が覚めた時には、なんと優勝していた!
その時から、ファンとは言えないが気に留めている。
そしてこれまでの人生、うまくいっているとまでは言えないが、なんとかなっている。
実は今回も、決勝まで進んだニュースを受けて、心の中で願掛けというか確認をした。
「優勝したらあの時の願掛けは本物」と。
だから大丈夫、きっとうまくいく。
今年はユニフォームを買おう。
いつか現地にも行こう。