母が先日、ひとりカフェデビューをした。
近所にあるKANONさん。
入り口に段差はあるものの、克服した。
というより、不安はあったけれども克服できることはわかっていた。
なので、「行きたい気持ちもあって行けるはずなのになんで行かないの?」と聞いたことがある。
その答えは、「恥ずかしい」だった。
それに対し僕は、「一度思い切って行ってしまえば、その後はどうってことなくなるよ。挑戦すべし!」と、説得というか発破をかけ、ようやくデビューした。
つまり、必要なのはちょっとした勇気だったということだ。
その勇気を振り絞った結果、美味しいプリンとハーブティーをいただき、帰りにはスロープを出してもらえたという優しさに触れることもできたらしい。
家族としては、こういうことをもっと体験してほしいと思っている。
時には心無いことをされるかもしれないけど、それも含め。
いずれにしろ、また一つ自信がついたと思う。
今回は大きめの自信だったんじゃないかな。
これにより、行動範囲はこれまで以上に広がるはず。
こういう感じを僕はよく「コルクが抜けた」と表現する。
振ったシャンパンのコルクが抜けるとドバドバ出てくる、そのイメージ。
スカウトをしていた経験から得た表現である。
見ず知らずの人に声をかけるのは、やはり恥ずかしい。
でも思い切って1人目に声をかけることにより、2人目はそこまでではなくなり、徐々に楽しくなってくる。
ランナーズハイに近い感覚。
と書いているうちに、下積み時代を思い出してきた。(今も下積みのつもりだが)
その頃のことを書き始めると長くなるので、また別の機会に、ちょっとずつ。