まず、このブログを読んでくださっている方にお詫びがあります。
父の命日は今日でした。
ブログを読んだと思われる叔父から昨日電話があり、「7月28日だぞ」と。
ちゃんと覚えていなかった僕が悪いのだが、「いつだっけ?」と聞き、「7月25日」と言った母もいる。
叔父からの電話の後、母に「命日、7月28日みたいだよ」と言ったら、「7月25日じゃない気がしたんだよね」と。
脳梗塞を患っているし、「大丈夫かな?」と少し心配したが、そういう人なのだ。
「母らしいな」と、少し笑ってしまったし。
「いつだっけ?」と母に聞き、「7月25日」と答えた時の、「誕生日の前日なんだ!」と驚いた僕と妻がいて、そのリアクションから引き下がれなくなったのだろう。
そもそも「私の誕生日辺り」という感じで覚えていた気がする。
その場の空気を大事にし、今現在の優先順位が低いことはアバウト。
この辺り、僕も受け継いでいて、改善すべきところはしている。
いずれにしろ、父に申し訳ない。
母に「誕生日おめでとう」を伝え、旅立ったということになる。(伝えたかどうかは定かではないけど)
ブログで美談っぽくしましたが、こういうオチがございました。
あしからず。
さて、美談といえば、今朝の『ワイドナショー』にて、松本さんが「会社が変わらなければ芸人を連れて出ていく」といった旨の発言し、「カッコイイ!」と思った。
これに比べたら吹けば飛ぶような話だが、僕にも似た過去がある。
20代半ば過ぎの頃、或る会社の芸能部門(プロダクション機能含む)を任せてもらっていた時のこと、唐突に、「その部門をやめる」という決定が下された。
大きな成果を上げていなかった(お金にはなっていなかった)ので、会社としては仕方のない決定だと思ったが、夢を預けてくれているみんなに、「やめることになりました。さようなら。」と告げることを当時の僕は許さず、
「みんなを連れて独立します。」
と、会社に伝えた。
「伊藤は残ってほしい」と会社は言ってくださっていたけれど。
そして実際に独立した!
はい、ここまでは美談。
一年後、空中分解した。
平たく言えばお金が続かず、それによりいろいろギスギスしてしまった。
当時はこれでもかというくらい凹みに凹んだが、この経験から学んだことは、色濃く今に生きている。
そういったことを踏まえ、松本さんの発言はきっと美談に終わらないと感じ、素直にカッコイイと思った。
世に中には、カッコつけてカッコつく人とそうじゃない人がいることは肝に命じておきたい。