僕は中途半端に高校球児だった。(高2の秋まで)
当時から、いや、野球少年だった頃から、何の疑いもなく「甲子園に行きたい!」などと言っていたが、大人になり、或る疑問がわいた。
甲子園は『全国高校野球選手権大会』のニックネームみたいなもので、そもそも全国大会なのだから、兵庫県で毎年行われるのは不公平じゃないか?
つまり、47都道府県、持ち回りでやってもいいのではないか?
中学生の時、甲子園観戦に行ったことがあり、たしかに独特の雰囲気で、魔物が住んでいると言われているのも頷けたことを鮮明に覚えている。
平たく言えばカリスマ性があり、そこを目指すに値する場所だと思う。
それに、岩手県営野球場で、あの熱戦が繰り広げられるイメージもわかない。
ただ、関西の高校が強いのは、ホームの利が大なり小なりあるはず。
その辺に不公平を感じる。
裏を返せば、関西の高校が強いから甲子園のままなのかもしれない。
もしそうだとした場合、強くなるしかない。
いろんな意味で。
「正しいことをしたければ偉くなれ」的な要素含み。
その観点から、他県の球児を迎え入れてチームを作る、いわゆる野球留学校に、僕は賛成である。
そりゃ、地元の球児たちでチームが構成されるに越したことはない。
でも、野球留学生に幅を利かせられ、奮起しないような地元球児じゃダメ。
そして、野球留学生を迎え入れながらも、地元球児が主力の大半を占めるようになった時、悲願の大優勝旗を手にすることができると、おじさんは思う。
これは、故郷に “ THE 野球留学校 ” の八戸学院光星があるからこそ思うことかもしれない。
こういったことを毎年、何かしらに書いている気がするけど、来年もきっと書く。