まず、競馬を例にする。
やらない人でもわかるように。
当然ながら、当たりにくい買い方はオッズ(倍率)が高いので、当たった時には、賭け金が少額でも大きな儲けを得られる。
その代表的な買い方が「三連単」というもの。
1着、2着、3着までを当てる。
100円が1万円になることはざらで、2桁万円、3桁万円になることも全然珍しいことではなく、一開催(12レース)につき、少なくとも1レースは必ずあると言っても過言ではない。
年に数回は4桁万円になるレースもある。
一方、当たりやすい買い方は「複勝」
1着、2着、3着のどれかに入る馬を1頭当てるもの。
つまり、その馬が3着までに入ればそれでいい。
これは倍率が低い。
1番人気の馬なら1倍代が普通。
仮に複勝1.1倍の人気馬に100円賭けたとする。
結果、その馬が1着とは言わずとも3着以内に入れば、100円が110円になり、10円の儲け。
以上を踏まえ、1万円の儲けを出したい時、三連単にした方がいいか、複勝にした方がいいか。
結果を急ぐなら、複勝(仮に1.1倍の馬)に10万円を賭けた方が、当たる(結果が出る)可能性が絶対に高い。
じゃあ、10万円を賭けられる人ってどんな人かと言えば、余裕がある人である。
さて、これまでいろんな方とお仕事をご一緒させてもらったが、結果を急ぐ人の共通点があるとすれば、余裕がないということ。
裏を返せば、余裕がないから結果を急ぐのだと思うけど、そういう時こそコツコツやった方が身の為だと思う。
「博才」という言葉があるように、博打を打つのにも才能が必要なのだ。
自戒を込めて。