COVID-19という正式名称がなかなか浸透しない新型コロナウィルスの影響は、少なからず僕にもある。
進行台本作成を含む演出を担当していた2つのイベントが延期になった。
どちらの台本も、初稿が出来上がってからの決定。
仕方ない。
仕方ないけど、現実を書こう。
それを1つ仕上げるのに、僕の場合、10日間くらい要する。
10日間と言っても、実際にまとまった時間を割き、手を動かすのは2,3日間。
でも、それまでは脳内シュミレーションを繰り返し、使用楽曲などを探したりもしている。
そして、ある程度のイメージが固まり次第、執筆を始める。
つまり、脳内シュミレーションから初稿の脱稿までが約10日間。
今回は2本なので、それを同時に考えることもあるが、単純計算では20日間。
「あくまで初稿でしょ?」と思うことなかれ。
自慢だが、初稿の大幅修正を受けたことがないし、裏を返せば、初稿からそのくらいのクオリティを心掛けている。
それはクライアントへのヒアリングや確認を怠っていないからでもある。
だから僕の場合、初稿を書き上げたら脱稿なのだ。
初稿の修正や肉付けは余韻だと思っている。
さて、肝心のそれに対する報酬は、当日のディレクションフィー含み、今回は2本で〇〇万円(ご想像にお任せ)。
そのディレクションフィーはともかく、ひとまずの台本は納品しているので、その分を請求することに違和感はないが、しない。
中止ではなく延期なので、いつかもらえることを期待し。
そもそも、この状況は誰も悪くないし、持ちつ持たれつ精神がないと続かない商売なのだ。
その他の影響として、今回の報酬をもとにチャレンジしようと考えていた自主事業も延期にした。
末端の僕でもこのくらいの影響を受けている。
知ってる範囲でも、僕の数倍、数十倍の影響を受けている方々がいる。
しかし、止まない雨はなく、雨降って地固まる。
その時はキレイな虹も架かっていることでしょう。