今、テイクアウトするとした場合の僕の基準は2つ。
1つは、家では作れない(作りにくい)もの。
もう1つは、平たく言えば、情。
友人がやっているとか、無くなってほしくないとか。
いずれ、この状況が落ち着いたとしても、現実問題、色眼鏡を外して冷静に考えても、外食産業が苦境を強いられることは必至。
おうちご飯や家飲みの方が経済的だし、リモート飲み会も定着すれば、「家で十分じゃん!」と思う人も多いはずで、その観点からだとテイクアウトは外せなくなリ、となると工数がかさみ、人件費もかさみ…
「この味は絶対に家では出せない(出来立てを食べたい)」「雰囲気最強」「スタッフが面白すぎる」など、頭一つ抜けたストロングポイントがないと生き残れないと思う。特に都会は。
以上を踏まえた僕が思う未来予想図を書いていく。
飲食業(水商売)は、お金が必要な人にとっての急場しのぎ的要素があることは否めない。
借金まみれで定職にも就いていなかった20代の僕がそうだったし、似たような人が周りにたくさんいた。
だから全く否定しないし、むしろ理解がある方だと思う。
そういった人たちが頼る場所の母数が少なくなると、路頭に迷う人が増える。
路頭に迷った挙句、道を外す人も多くなるだろう。
一つの例として、失意のあまりドラッグに手を出す人が増え、同時にそれを供給する人も増える。
つまり裏稼業が増え、治安が悪くなる。
その他諸々、負のスパイラルに入るとなかなか歯止めが効かなくなる。
これは「そんな未来が来なきゃいいねー」「怖いねー」という話じゃなく、悲観的に準備をしておく必要があるということ。
無くなる仕事があれば生まれる仕事も必ずあるはずで、それが路頭に迷う人の選択肢になればいいと思うし、現金な話をすればビジネスチャンスでもある。
それが何か分かれば苦労しないのだけど、アンテナを高く張っておくことに越したことはない。