ビギナーズラックって本当にある。不思議なもので。
それはあくまでラック(幸運)であり、いわゆる “ たなぼた ” である。
しかし、その “ たなぼた ” を引きずる人が意外と多い気がしている。
ビギナーズラックを例えるなら、早熟した果実が手元にたまたま落ちてきた事象だと思っている。
決して熟したものを収穫したのではない。
引きずる人の多くは全て熟していると錯覚し、収穫を急ぐ人とも言えそう。
急いだはいいものの、青い果実は美味しくないから売れない。
こういった場合、急ぐ人は往々にして木の下にいる。
「おーい、収穫時だぞー!」と人を呼び寄せるけど、その人たちは遠目からも見ているので熟していないのをわかっている。だから首を傾げる。
その中の一人が「まだ青々としてますよ」と急ぐ人に忠告したとして、「あ、ホントだ!(てへぺろ)」と言える人はきっと人望が厚く、結果的に成功する人だと思う。
一方、「だってほら、こんなに熟してるじゃないか!」とたまたま落ちてきた果実を見せる人は残念な未来が待っている。
経験則にはなるけど、急ぐ人に共通点があるとすれば “ 他力本願 ” だということ。
木に人を呼び寄せたはいいものの自分では収穫しないもんだから、熟していないことを確かめない or 認めない。
その人にとっては、たまたまが全て。
そんなことをふと思う、7月の梅雨空。
なんつって。