「どんな本が好きか」と問われたら、「退屈しないもの」と答える。
じゃあ「どんな本が退屈しないのか」と問われたら、僕の場合、「共感するもの、あるいは想像を超えてくるもの」と答える。
これは本に限ったことではなく、映画でも何でも。
「想像を超えてくるもの」に関して、ストーリーだけのことを言えば、その展開パターンは数種類しかないと思っていて、大体はそれに当てはまる。
それは王道、または基本とも言えて、なくてはならないものだし、その先の展開がわかっちゃいるけどやめられない、やめられない止まらないのである。
それに、基本を知らないと応用もできない。
「型破りっていうのは型を知らないとできない」と、故・中村勘三郎さんがおっしゃっていた気がするが、まさにそんな感じ。
そういった意味での型破り=想像を超えてくるものには滅多に出会わない。
でも、王道の中にも想像を超えてくるものはある。
その中の表現(演出)など。
一部分、一瞬でもそういうところがあると「読んで(観て)よかった」と思うが、結果的に皆無だったりすると退屈で、時間を返してほしいと思う。
さて、書こうと思っていたことのサブ部分が長くなってしまったが、メインに移る。
「共感するもの」である。
自分を構成するメジャーとマイナーがあると思っていて、メジャーは比較的共感されやすかったりするものだ。どなたのメジャーも。
一方、マイナーは変態性があり、伝えることに躊躇するし、そもそも言葉で表現しにくい。
でも、そのMYマイナーを言葉にしてくれているのがこちら。
むしろマイナーの方が自分らしさかもしれない。
そうに違いない、もっと変態でいよう!と思わせてくれる。
いずれにせよ、以前のブログにも書いたが、僕はタモさんが好きである。
ちなみに、MYメジャーを言葉にしてくれているのがこちら。
見様によってはこちらもマイナーかもしれないけど、この2冊は僕のバイブルであり、読んでいただくと、伊藤大介の生態がわかる、丸裸にされると言っても過言ではない。
とはいえ、どちらも大同小異である。
その中で、一点大きく異なるのは、タモさんがMなのに対し、僕はSということ。
いや、ある意味で根幹をなす部分だし、大同であることを踏まえると、もしかしたら気付いていないだけかもしれない。