誠実な人と誠実風な人がいる。
もちろん不誠実な人もいるが、誠実風な人と不誠実な人はちょっと違う。
語弊を恐れずに言えば、誠実風な人よりも不誠実な人の方が好き。
信用はできないけど、信用できない前提で付き合える。
誠実な人には当然ながら人が集まる。
不誠実な人には人は集まらないが憎めない。
誠実風な人は、振り返ると誰もいない。結果として。
20代半ばから後半までの僕はこれだったと思っている。
仕事仲間から絶縁状を突きつけられ、これまでの自分をリセットせざるを得なく、誠実とは何かを考え、誠実になれるように今も日々精進しているわけだ。
去りゆく仲間に対し、当時は「はぁ?」と思ったけど、今考えれば当然の結果だった。
その際、開き直って、「いっそのこと好きなこと(やってみたかったこと)をしよう!」と、下手なプライドを捨て、三十路間近だったけどアルバイトとして夜の世界に飛び込んでみたのが、我ながらいい決断だったと思う。
その世界は不誠実な人ばっかりだったけど、楽しかったし、何より勉強になった。
ということを踏まえ、転機には極端な選択をすることをオススメします。