先日、大好きなはずの「トムヤムクン」という言葉が出てこなかった。
こういう時、スマホ等を頼らず自力で思い出すことにより、脳の機能の維持されると聞いたことがある。
裏を返せば、そういったテクノロジーにより脳を使わなくなっているのだと思う。
また、カメラがあることにより思い出を心に焼き付けなくなるらしい。気軽に、しかも高画質で撮れる時代だし尚更。
と、そんな能書きはさておき、トムヤムクンが出てこなかったのだ。
「アレなんだったっけ?」が年々増加傾向にあるは認めざるを得ない事実。
でも、これはショックだった。
老化である。間違いない。
言葉づくりを生業の1つにさせてもらっている身としては死活問題だ!
一方で、思考が量より質になってきていることを実感する。
以前まではアイデアがポンポンと思い浮かび、それをアウトプットしながら組み立てるというパズル、もしくはプラモデルのようなやり方だったが、このところ、数は出せないけど絞り出したものがクリティカルだったりする。
トゥトゥトゥ、クリティカルヒット!
なんて若ぶるのは程々にし、増えていく白髪や皺を受け入れ、時に抗ったりもしながら、柔よく剛を制していきたい。
等身大に、年相応に。