なんとなくっちゃなんとなくだけど「そろそろかな」と思ったので、プロフィール写真をちゃんと撮ってもらった。
被写体であることに慣れぬまま撮ってもらった多くの写真の中、こういうのは客観的、且つ一番身近な人に決めてもらった方がいいと思い、妻に選んでもらったのがこちら。
好評だ。カメラマンに感謝である。
妹に見せたら「おじいちゃんに似てるね」と。
そのおじいちゃんの名が「喜三郎(きさぶろう)」である。
「たしかに」と思った。
僕は父親に似ているとよく言われるのだが、自分的には性格含めおじいちゃんに似ているんじゃないかと内心では思っていたから余計に。
改めて思い返すと、おじいちゃんとの思い出は色濃い。
父は早くに他界したので、男家族として父よりも長く一緒にいたし。
初めて海外に連れていってもらったのがおじいちゃんだし、青函連絡船がなくなると聞いてはそれに乗り行こうと、一緒に函館まで行ったのもおじいちゃん。初めて東京に連れていってもらったのもおじいちゃんなんじゃないかな。
そんなこんなで、僕はおじいちゃんっ子だったのかもしれない。
今までそう思ったことはなかったけど、写真を見てそう思った。