プーチン氏は自分が正しいと思っていることをしていると思う。
上記の1行だけではなく読み進めてもらうとわかることだけど、擁護でもなんでもない。
プーチン氏の正しさはその他大勢のそれと大きなギャップがある。
でも、一人の権力者の正しさにより、その他大勢の正しさは無力になる。
「正しいことをしたければ偉くなれ」というのは本当にその通りだけど、偉くなった人の正しさが正解ではないことは周知の事実。
だから正しさの多数決をとるために選挙があるわけだけど、うーん…
ポピュリズムがいいとは全く思わない。
正直、PSYCHO-PASSや攻殻機動隊のような世界に僕は賛成である。アニメの話ね。
どんな世界は是非ご覧いただきたい。説明すると長くなる。
いずれにしろ、人間は愚かな生き物である。
僕は性善説と思いたい性悪説派で、今回のような痛ましい人災が起こる度にガッカリする反面、「やっぱりな」と思う。
僕はたまに考えることがある。お金と権力を手にした時に何を求めるだろうと。
お金は好きだし、たくさんあるに越したことはないけど使い切れないほどは要らない。たまに贅沢ができて、リタイアした後に困らない蓄えをできるくらいは稼ぎたいと思っているけど。
権力には興味がない。ポジションを確立したいとは思うけど。
ここで言うポジションとは、自分が面白いと思ったことをできやすくなる立場という意味で、仕事の範疇の話。世の中を動かすようなポジションになりたいわけではない。
でも、もし間違って有り余る大金と強大な権力を持ち合わせてしまったら何を求めるだろう。
借金まみれだった頃と今とでは見えているものが違うように、実際持ってみなければわからないけど、たぶん自分が正しいと思うことにお金と時間を投資すると思う。もっと多くのお金と、より強い権力が欲しいとは思わないはず。
ただ、その時の僕の正しさは誰かにとっては正しくないわけで…
以上、禅問答でした。
ではここで1曲お聴きください。
忌野清志郎で『IMAGINE』