感動の日本ダービーから一夜明けても尚、その記事を読み漁っているほど冷めやらない。
絶対にドウデュースだと思っていた。
なぜそう思ったかを今回は書いてみたい。1つだけ。本当はいろいろあるのだけどマニアックになるので。
前提としてクラシック三冠は、皐月賞は最も速い馬が勝ち、ダービーは最も運のある馬が勝ち、菊花賞は最も強い馬が勝つと言われている。その中でもダービーは「競馬の祭典」と言われている。
とはいえ、そもそも実力と実績がなければ大舞台には立てないので、出馬するサラブレッドはみんな速いし運があるし強い。これも前提。
さて、なぜドウデュースがダービーを勝つと思っていたかである。
今年は武豊しか考えられなかったのだ。
コロナ禍により2年間、無観客及び入場者を極端に制限しての開催になったダービーだけど、今年はその制限をほぼ解除。結果的に6万2364人の観客が訪れたようだ。
そんな今年、誰の乗っている馬が勝ったら一番盛り上がるかと言えば、それはもう武豊しかいない。競馬ファンは誰しも一度はユタカコールをしたい。2年間の鬱憤はそれにより晴らすべきなのだ。「大声を出さないでください」という注意があったらしいが、そんなのは無理!精神衛生上、良くない。逆に健康を害する。
かくいう僕もテレビの前ではあったが、ひさしぶりに大声を上げた。
1つ勘違いしてほしくないのは、八百長だとかそういう話ではない。人馬ともに真剣勝負。
生き物と生き物とが力を合わせるからこそ、人智を超えたドラマが生まれる。
その今年のドラマ、祭りの主役にふさわしいのが武豊であり、ドウデュースだと信じて疑わなかった。
これだから競馬はやめられない。