友人(以下、M)が働いている美容室に行ってきた。
なんとなく敬遠していたけど、Mと仕事をする機会が最近多いこともあり、試しに行ってみようと思った。
Mはスタイリストではないから「僕に合いそうな人で予約をお願い」という形でカットとパーマをオーダー。
そして紹介されたのは20代の若手スタイリスト。これまでは経験豊富な方に担当いただいていたので初めてパターン。
いざ当日。事前ヒアリングでイメージを伝えた後、ハサミが入っていく。
迷いがない。思いっきりがいい。
(中略)
服装や最中の会話から合うような気はしたが、案の定、仕上がりにかなり満足。リピート確定。なんなら今回のヘアスタイルをしばらくの定番にしたいと思っている。
といった一連で学んだこと、あるいは確認できたことは2つ。
このような自分への適性は(信頼し得る)誰かに客観的に判断してもらった方がいいということと、経験が全てではないということ。
後者から連想して、立川談志さんは「努力とは馬鹿に恵(あた)えた夢である」という言葉を残している。
自分の性格の悪さを露呈することになるけど、内心では僕もそう思っている。センス最強説とも言える。センスがない人がいくら努力をしても、センスがある人に近づけはするかもしれないけど敵わないと思っている。
この性格の悪さに対するフォローをすれば、誰しも何かしらのセンスを持っていて、それに気づけるかどうかだと思う。それ以外の努力は、極端に言えば〝暖簾に腕押し〟
センスに気づけるかはいろんな経験を積むことだと思うので経験も大事だし、それに気づけたら勝手に努力を努力と思わない努力をする。だからセンスがない人は一向に追いつけない。
ちなみに、「センスを磨くとは感動すること」と教えてもらったことがあり、今でも大切にしている言葉でございます。