我が家では「忙しい」という言葉をできるだけ使わないように心掛けている。
その代わりに「がんばった」と言っているのだけど、分かりにくいのでここでは「忙しい」を解禁する。
ということで、忙しくさせてもらっている。
大変ありがたいことだし望んで選択していること。
でも、自分の時間をなかなかつくることができないと「何のために仕事をしているのだろう?」と思う時がある。
仕事のための生活ではなく、生活のための仕事、だよね。
趣味と実益が兼ねられているのであれば仕事と生活の境目が曖昧でもいいと思うけど、必ずしもそうではない。
誤解を生まないようにお断りをしておくと、携わらせていただいている仕事には全てやり甲斐と楽しさを感じている。嫌々やっているわけではない。
ここで言う自分の時間は、いわゆる〝OFF〟のことだ。
自分で言うのもなんだけど僕は責任感が強めなので、仕事が終わるまでが仕事だと思っている。また、連絡にはできる限り即レスしたい。
結果、パソコンやスマホをずっと見ていることになり、悶々とする。
その解決策として、44年間培ってきた性格はなかなか変えることができないことを前提にすると、「無理矢理にでも時間を確保するしかない」という結論に至った。
これには「仕事の合間のお菓子とか、終わった後のご飯とかに幸せを感じている」という友人の言葉が影響している。
意訳すれば、幸せの尺度は人ぞれぞれだし、それは少しの時間でも構わないということで、僕も自分なりの幸せを感じるための時間を無理矢理にでもつくるのだ。
まずは、ネット記事やダウンロードする電子書籍ではない活字をひさしぶりに買った。ついつい手を出しがちな仕事術や人生観に全く関係のないものを。
寸暇を惜しんで読んでいる。
うん、いい時間だな。