タイトルを「木を見て森を見ず」あるいは「Easy come, easy go」にしようか迷った。
要は、目先のことで判断するのは愚か、そこまで言わずとも〝浅はか〟と思うわけです。
例えば、ソフトバンクに移籍した上沢投手。
長い目で見れば、いや、そこまで長くない目で見ても、日ハムに戻った方がプラスになっただろう。広島の黒田投手、楽天(現・巨人)の田中マー君、DeNAの筒香選手は、思うような活躍ができなくてもファンから愛され、世間からの好感度も高いように。
そういう人の息は長い。
以上は野球に詳しくない方にはご勘弁な例だけど、とにかく、どんな仕事でも、どんな時代になろうとも、人間である以上、人と人であることが前提になっていない判断は往々にして失敗する。
判断する前に「そこに愛はあるんか?」と自分自身に問うてみるも良し。
と、偉そうに言っておりますが、僕だけのことを言えば、薄情に目先のことばかりを追う時期があったからこそ思うことであり、どうせ追うのであれば、誰に何と言われようと追いまくるべき。
じゃないと、適切な反動にならない。
と、思うわけです。
中途半端な中途半端は中途半端中の中途半端な結果を招く。
ちなみに僕は「中途半端を極める」と公言している。
矛盾しているようで矛盾していない。僕の中では。
散々もがいて辿り着いた境地である。