イチローさんと松井秀喜さんの対談が新春に放送されるらしく、必見なのだけど、先立ってその一部がコマーシャルとして流れている。
そこで、イチローさんが松井さんに対し、
人は箔をつけたがるけど、あなたには格も箔もある。(意訳)
と。
目から鱗というか、自分の中のなんとなくが言語化されていて、やはり一流は違う。
取り分け「人は箔をつけたがる」は言い得て妙で、僕の嫌いな振る舞いがまさにこれ。箔ばかりを気にして格を蔑ろにすること。
勝手な解釈だと、箔は外的要因で他力、格はその逆。例えるなら、人脈は箔、自力で勝負して身につくのが格。
あくまで格ありきで、箔は後からついてくるものだと思うが、虎の威を借る狐の如く、人脈などの他力を盾にしている人、いるよね。僕は嫌いです。
続いて、サザン戦略。
星野リゾートの社長がNewsPicksで、
サザンはデビュー曲の「勝手にシンドバッド」でとにかく認知度を取りに行き、その後、認知度が上がった段階で「いとしのエリー」を出して知覚品質を揃えていった。これが大事。最初から知覚品質に行ってはいけない。最初は認知に特化する。(意訳)
とおっしゃっていて、こちらも前述同様、さすがな言語化。
と思ったと共に、規模は比べものにならないが、敬愛するサザンと、自分も同じことをしていると思った。岩手に来てから。最初は無意識的に、途中から意識的に。
当初、尖ったイベントを立て続けにやった。
その頃、僕をイロモノ扱いしている人は多かった。
そんな人の目と自分を良しとしつつも、「このままだと飽きられる」という危機感も持ち合わせており、途中からイロモノ要素(自己満足)を薄めていき、誰か(クライアントや参加者)の満足にフォーカスしていき今に至る。
でも、その今のスタンスですらイロモノ、ピエロと見ている人は一定数いる。色眼鏡を外してそう見えているのなら誰かにとってはそうなんだろうけど、それならば傾き通そうと思うし、人を欺くのではなく、楽しませる道化師でありたい。
以上、年の瀬に出合った2つの言葉をご紹介し、2024年のブログ納めとしたい。
ということで「来年も格と知覚品質を!」と言いたいところだが、格ばかりではなく箔を、知覚品質だけではなく認知度を意識してもいいかなと思っている。
つまり、生き急ぐことなく、ストイックにもなり過ぎず、自分を解放する時間や機会を今よりもつくっていきたい。
その際、場合によってはお声がけをさせてもらいますので、ご都合がよろしければ是非お付き合いくださいませませ。
さて、これをご覧いただいている方もそうじゃない方も、今年も大変お世話になりましたm(_ _)m
来年もどうぞご贔屓に、何卒よろしくお願いいたします!