先日、プロバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」がB2に昇格を果たした。
素晴らしい!本当におめでとうございます。
何が素晴らしいかって、月並みだと、諦めなかったこと。僕なりの表現をすれば、岩手っぽくなかったこと。
じゃあその〝岩手っぽさ〟ってなんぞや?の前に、岩手に移住して強く感じたことを書いておく。
それは「優しい」
その優しさに甘えている人をたくさん知っているけど、そうじゃない人も岩手で生活をしていると、どうしても心の隙間(妥協、油断、想像力の欠如など)が生まれがち。
そして、どんな状況でもなんとなく「ま、いっか」となる。
それが僕が思う〝岩手っぽさ〟で、もちろん良い面もあるけど、取り分け勝負の世界においてはダメだと思っているので、僕は「岩手にプロスポーツは向かない」と言い続けている。
とはいえ、仕事でも関わらせてもらっていることもあり、ぜひ盛り上がってもらいたい。盛り上げたい。
自治体としても盛り上げたいと思っているはずだけど、どこか他人事。
例えば、パラリンピック。
オリパラといった具合に並列にしつつ「オリンピックくらい盛り上がってもらいたい」と言うのは建前で、構造がそうなっていない。テレビ中継とかの扱いが全く違う。
どこかがリスクを背負って同じように扱っていかないと、同じになっていくはずがない。
じゃあどこがリスクを負うべきかというと、国や県や市町村が妥当。一般論として、視聴率が取れない(影響力が弱い)物事に企業はお金を出さないよね。
裏を返せば、影響力を持つようになるまで国や県や市町村がリスクを背負う覚悟がない限り、「盛り上げたい」というのは建前でしかない。
それに限らず、世の中、建前ばかりだよね〜、と思ってます。理想と現実で言えば理想。またの名を綺麗事。
本音ばかりじゃ成り立つものも成り立たないことはわかっているつもりだけど、あくまで個人的には本音ベースで生きていきたいと思う次第です。